| 2020/09/12(Sat) 16:17:17 編集(投稿者)
No.6287 pipitさんへ。こんにちは。
あれから気になりましたので、神通、明智等について調べてみました。
> ちょっと気になったんですけど、 > 『二種考経』の経文では、第四禅定になったときに、宿住随念智に心を転じさせました、と続きますね。 > それが第一の明智、と説かれ、 > そのあと、有情死生智に心を転じさせ、それが第二の明智で、 > そのあと、漏尽智に心を転じさせ、解脱する、 > という流れにわたしには読めました。 > 第四禅定が、漏尽智への下準備のようにもみえます。
三明智(宿住随念智・有情死生智(天眼智)・漏尽智) 六神通(種々神変智・天耳智・他心知智・宿住随念智・天眼智・漏尽智) 慧解脱、倶解脱の四種類が描かれているようです。
三明智は六神通の中に入っていますね。これは仏陀が一晩の中で悟った三つの明智として描かれていますが、その基礎となるものが、八支聖道の正定(四禅)のマスターにあるようで、大切なことは漏尽智の獲得です。
あるとき、サーリプッタが仏陀に問いかけます。 「私の行(身行・語行)について何もお叱りを受けないのであれば、ここにいる500人の比丘たちについてはいかがでしょうか?」
仏陀曰く「彼らについても何も叱責するようなことはありませんよ。なぜならば、500人の内、60人は三明智者であり、60人は六神通者であり、60人は倶解脱者であり、残る比丘たちは慧解脱者だからです。」と答えている経典があります。
ここに登場する、三明智者、六神通者、倶解脱者、慧解脱者たちは、全て無学ですので、もう何もいう事がないと言う事でしょう。
当時の事は実際には知り得ませんが、八支聖道をマスターした後に、慧解脱を果たし無学となった比丘たちがそれぞれ得意分野に進んでいったようなイメージを持ちました。
慧解脱から九次第定を経て倶解脱者。慧解脱から三明智を獲得した三明智者。三明に後三つを足した六神通を獲得した六神通者。
と言う事で、このようなことが書かれていますが、われわれ凡夫には、縁遠いお話ですね。
お話の腰を折り申し訳ありません。ご参考まで。レスは不要です。
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