| おはようございます、floraさん
東京定期で演奏されたミシェル・ルグランのチェロコンチェルト、家で2回目を聴いた時やや飽きたと書きましたが、理由は多分書法にあるのだと思います。
今回、ソリストの横坂さんは譜面を見て弾きました。それは何の問題もありません。1曲目のガーシュインが終わりステージの人がコンチェルトのためにステージを作り直すのですが、チェリストが座る場所に譜面台が2個置いてあるのです。それについてはプレトークで指揮者が「譜めくりする場所(時間)がないんです。そのくらいずっと弾きづめなんです」と言ってました。ひょっとするとルグランは暗譜で弾くことを前提にしていたのかもしれません。
ベートーベンやブラームスのカルテットをみると休む部分がうまい具合にあります。まるで譜めくりの事も考えているのかなあと思うこともありますが、多分そうではなく、音楽の必要上から休みを入れているのだと思います。 大体3秒あれば譜めくりはできます。四分音符=60(1分間に四分音符が60個入る速さで)で4分の4拍子なら1小節4秒です。それさえもない訳です。例えばオーボエのソロを聞かせるとかオケだけの掛け合いを聞かせるとか変化をつければもっと輪郭がはっきり出たとは思います。
昔ウィンドウズの出始めの頃「胸の周りは98,98、お腹の周りも98,98」というコマーシャルがありましたが、そんな感じ?
昔びよらの先輩とスメタナの《わが祖国》は「疲れますね、休みなくて弾きっぱなしだから」という話をしたことがあります。 先輩「スメタナは休みが怖くて書けなかったんだよ」 私「どういうことですか?」 先輩「音が薄くなるのが心配で休符が書けないんだよ」
ルグランの場合はそういうことが原因ではないと思いますが、もう少しソリストに休みを書けば、ぼくも飽きを感じなかったかもしれませんし、ソリストにとっても良いことだと思います。
《summer of '42》って42歳の夏かと思ったら1942年の夏のことなんですね! 熟女の人妻に恋した話かと思ったら違いますた。 m(_ _)m
チャンチャン (^^♪
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