| 『純粋理性批判』から、道徳へテーマが移行する道を知りたいと思い、 複数の本をパラパラと読みましたが、 難しすぎるので、簡単なところから勉強しようと思いました。 小学生レベルの自由研究になるかと思いますm(_ _)m
道徳への道、私にとってわかりやすかったものから、いくつか 引用していきます。
『マンガみたいにすらすら読める哲学入門』予備校講師の蔭山克秀先生、だいわ文庫、p184,185より引用
『人間の認識能力には限界があるーーー この衝撃の発見を、カントは「認識のコペルニクス的転回」と呼んだ。
つまり、従来の「頑張れば何でもわかる」から、 「頑張ってもわからない世界がある」への転換だ。 まさに180度の回れ右だね。
今までの哲学は、レンズの外側に広がる世界であっても「頑張れば見える!」と信じ、 近視の裸眼でムリヤリ見ようとしてきた。 でも、これは無理だし、哲学が本来やるべき仕事じゃない。
カントにとって哲学のなすべきこととは、 できもしない「"世界の本体"の認識」ではなく、「人間はどんな世界をめざすべきか」を「考える」ことだ。
認識はできなくても、考えるだけならできる。 では、ここからがカントの後半戦だ。 人間のめざすべき世界について「考えて」いこう。
人間のめざすべき世界は、ひとことで言えば「道徳法則に従った世界」だ。 誰も好き好んで悪い世界をめざしはしない。 めざす以上は、当然「こうあってほしい」と思う世界をめざすはずだ。 (略)』 引用終了
陰山先生は、公民の予備校講師だそうです。 倫理の観点からの哲学入門で興味深いです。
では、目指す道徳世界って? で、斬新でわかりやすかった、『宇宙はなぜ哲学の問題になるのか?』伊藤邦武先生、ちくまプリマー新書から引用しようと思います。
いったん失礼しますm(_ _)m
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