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■4692 / inTopicNo.85)  オーケストラというもの
  
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/29(Wed) 08:56:00)
    少し前、floraさんに英国では「和を以て尊しとする」という考え方はどうですかとお聞きしましたが、実はオーケストラというものの捉え方について以前から感じていることがあります。

    日本人は個人が集まった集団(=オーケストラ)、ヨーロッパでは(オーケストラに)集まっている個人、個人と集団のどちらに重きを置いているか?この違いがあると思うのです。日本では伝統的に和を乱す者は自分勝手な人(=慎むべき行為)、という考え方があります。それはそうなのですが、和のためにどこまで自分を殺すか?この火加減。ヨーロッパでもオケが団体競技(?)というのはわかっていますから、100%自分の主張を通すということはしませんが、それではどこまで自己を譲るかの匙加減、この辺りが随分演奏の出来栄えに関係してくるような気がします。

    私見では、日本流和を以て尊しとす流だとオケは上手になります。他方、最後は自分だ!流だと個性がぶつかりあうことによって集団として新たな力が生まれそれが感動の原動力になるのではないかと思うのですす。

    日本人的感覚からすると「個性がぶつかりあったら収拾つかなるじゃないか?」と思いますが、彼らにとっては個性を主張するのは日常茶飯事の事なので、上手なぶつかり方を心得ているんじゃないかと思います。

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■4690 / inTopicNo.86)  扁額と掛け軸
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/29(Wed) 08:13:42)
    おはようございます、floraさん

    あの「愚公山を移す」の扁額は日フィルのステージマネージャが字が上手というので書いてもらいました。丁寧には書いてありますが、書家の字ではありませんね。
    掲載の掛け軸は書家に書いて頂きました。やはり歴然と違いますね。
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■4689 / inTopicNo.87)  Re[11]: 運命の一手
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/29(Wed) 07:32:13)
    2020/07/29(Wed) 07:34:55 編集(投稿者)

    田秋さん、おはようございます。返信ありがとうございます。

    No4688に返信(田秋さんの記事)
    > パニチェさん、おはようございます。昨日の名人戦の運命の分かれ道の図です。

    ありがとうございます。AmebaTVで「最初から見る」を選択すると有料会員の無料お試し期間になるみたいなので、田秋さんがカキコされた大逆転の手が分からなかったのです。^^

    > 渡辺2冠が3三金と王手をかけたところです。@と逃げれば先手優勢だったのですが豊島名人はAと逃げました。普通Aですよね。何故かというと@へ逃げると金で飛車を取る手が又王手になるから。ところがAと逃げたためAIの評価値が名人の75%勝ちから渡辺2冠の96%勝ちになってしましました。

    > 終了後の豊島名人もインタビューで「@は王手で飛車取られるから・・・」言ってました。対局中、この2択の違いは解説も現地の検討陣もわかっていなかったみたいです。

    > いやあ、将棋って本当に面白いですね、対局者は大変でしょうけど。

    なんでその二手がそんなに違うのか、私にはサッパリ分かりませんが(笑)
    将棋ってほんと厳しいですよね。特にプロともなると中盤、場合によっては序盤のほんの一手だけでも勝負を決するような悪手になってしまう。
    私は囲碁は知りませんが、死んだ親父が「囲碁より将棋の方が勝負としては厳しい」とか言ってたのを思い出します。

    > 対局中に負けがわかった時は、投了するまでの時間は気持ちの整理の時間でもあり、感想戦の時はもうかなり冷静になっているそうですよ。昔、高橋道雄9段は負けてあまりの自分の不甲斐なさに感想戦せずに帰っちゃったことありますが。。。

    へぇ〜。気持ちの整理の時間ですか。。^^
    それでもそいう棋士というか、そういう振り返りたくない勝負もあるんですね。

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■4688 / inTopicNo.88)  運命の一手
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/29(Wed) 06:47:26)
    パニチェさん、おはようございます。昨日の名人戦の運命の分かれ道の図です。

    渡辺2冠が3三金と王手をかけたところです。@と逃げれば先手優勢だったのですが豊島名人はAと逃げました。普通Aですよね。何故かというと@へ逃げると金で飛車を取る手が又王手になるから。ところがAと逃げたためAIの評価値が名人の75%勝ちから渡辺2冠の96%勝ちになってしましました。

    終了後の豊島名人もインタビューで「@は王手で飛車取られるから・・・」言ってました。対局中、この2択の違いは解説も現地の検討陣もわかっていなかったみたいです。

    いやあ、将棋って本当に面白いですね、対局者は大変でしょうけど。

    対局中に負けがわかった時は、投了するまでの時間は気持ちの整理の時間でもあり、感想戦の時はもうかなり冷静になっているそうですよ。昔、高橋道雄9段は負けてあまりの自分の不甲斐なさに感想戦せずに帰っちゃったことありますが。。。

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■4686 / inTopicNo.89)  テオドール・アドルノ、トーマス・マン
□投稿者/ flora -(2020/07/29(Wed) 00:25:17)
    別のところでテオドール・アドルノが話題になっていたので・・・

    英国のThe Guardian誌にこんな記事がありましたのでリンクを貼ります。
    自動翻訳で読めると思います

    https://www.theguardian.com/books/2012/feb/21/essays-modern-music-theodor-adorno-review

    エピソードは色々あると思いますが、トーマス・マンが『ファウストス博士』を書くにあたってアドヴァイスを求めたのは、同時期に10q前後の距離で亡命していた、シェーンベルクではなくアドルノだったそうです。 

    トーマス・マンは夏休みの読書本のひとつになっていた記憶から、トーマス・マントラウマの私は当然ながら『ファウストス博士』は読んでいませんが、興味をそそる内容ですね。


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■4682 / inTopicNo.90)  Re[8]: オケの醍醐味
□投稿者/ flora -(2020/07/28(Tue) 23:09:01)
    田秋さん、こんにちは

    色々とありがとうございます。

    日本にいた頃、中国の文明に興味を持ち、3回ほど行きました、西安、敦煌と行きたかったのですが、当時(20年ほど前かな)は敦煌等で観光客が窃盗にあったなどどいう話を良く聞き、西安までとなりました。 とにかく何もかにもが規模が大きいし、顔の形や瞳や髪の色の違う人々も結構いて、当時の世界都市長安をしのばせるものがありました。 もし機会があられましたら、ぜひ一度は訪れたほうが・・・ところで扁額を書かれたのは田秋さんですか?

    ==========================
    >さてオケの醍醐味ですが、室内楽とかソナタとかではない、オケ特有の醍醐味ということになると書くのが難しかったです。全員がノリノリ状態になってオケ全体が波打っている状態のことになるんでしょうが、客席からはウェーブしているオケ全体が見えますが1奏者としては演奏中にそういう体験というか実感はあまり記憶がありません。オケのプレーヤーは完璧な部品を目指すようなところがあります。それを指揮者に提供し指揮者はそれを使って音楽を作っていくわけです。
    https://www.youtube.com/watch?time_continue=30&v=TpWpqs864y0&feature=emb_logo
    >ただ全くない訳ではありません。第9の4楽章、8分の6拍子になり、テナーのソロ(1'00''25)〜オケのフーガ(1'02''00)〜コーラスがメロディを歌う(1,03''40)〜2分の3拍子になり男性コーラス「Seid umschlungen」(1'05'22)〜ドッペルフーガ(1'13''24)〜辺りはオケの醍醐味だと思います。

    ご面倒をおかけしたようで、申し訳ありません。評論家の数は星の数ほどあると思いますが、実際にプロとして長年演奏をなさってきた方から伺うお話はまったく違います。プレーヤーの個々の部品があってオケの全体が完成するわけですから、観客はやはり指揮者と入れたその完成度に引き込まれてしまうのだと思います。この時点では同じ空間にいるすべての人が一体化しているのでしょう。

    >あと、オケに限定するならオケでしか出せない音というのがあります。
    https://www.youtube.com/watch?v=9uwpuyc7nS4
    >バルトークのオーケストラのためのコンチェルトの終楽章35'05'辺りから、注目(注耳?)は弦楽器の伴奏です。始まったら一時中断して楽譜を見て下さい。「sul pont」と書いてあるでしょう。これは駒近くを弾いて軋んだような音を出す奏法です。これを弦セクションがppで始めます。一つ一つの音はさして重要ではありません。弦全体から醸し出される[ざわめき}の効果、これはオケの醍醐味です。

    はい。全体で醸し出される雰囲気が素晴らしいですね!

    https://www.youtube.com/watch?v=Les39aIKbzE
    >もう一つ以前にも書いたマーラー5番の4楽章アダージェットのフラジオレットの下降グリッサンド(7'51'')、これもオケならではの醍醐味だと思います。
    これはいつ聞いても美しいです。楽器と音の組み合わせがすごい!

    >オケに限定しないなら、あークラシックやってて良かった、と思うことがあります。曲は何でもいいのですが、あるパッセージ、それも別にメロディじゃなくてもいいのです、どうやって弾こうかと考えていると、作曲家も頭の中でもこの音が響いていたんだなあ、きっと色々考えていたんだろうなあ・・・そう空想しているとタイムスリップし、まるでその作曲家に会っているような錯覚をおこします。作曲家とシンクロナイズするというか・・・

    確か塩野七生さんがどこかで書いていたと思うのですが、ダンテが派閥争いでフィレンツェから追放され、毎日のつまらない仕事から解放された後の唯一の楽しみは、食事のあと、フォーマルな服に着替え、過去の作家思想家等の本を読むことだったそうです。それによって過去の偉人たちと対峙できるということのようです。音や、著作を通して偉大な人たちとの対峙は素晴らしいと思います。

    >他のプレーヤーと一体感を感じるのは圧倒的に弦楽四重奏です。4人ですから当然と言えば当然で、ちょっとしたアイコンタクト、呼吸などそれぞれの息吹を感じながら演奏します。音楽の方向性なども指揮者がいないわけですから全て自分たちで作っていくので練習も段違いに緻密です。音程を合わせる、リズムを合わせる、こういうのは室内楽では当たり前のことなのですが、指揮者がオケでこれをやり始めるとみんな嫌がります。

    そうですね、弦楽四重奏はお互いがお互いの音を指針(?)としながら全体で運動していくんですよね。
    オケでこれをやる指揮者にはどんな方がいますか?

    >色々書きましたが、「オケの醍醐味」を一般論として言うことは僕にはできません。

    もちろんです。一般論として田秋さんが書かれたなら、信用しませんもん(爆!)

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■4668 / inTopicNo.91)  Re[10]: 名人戦第4局
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/28(Tue) 20:03:19)
    田秋さんが投稿されてから見てました。

    豊島名人は残り時間を使い新しいマスクに変え、羽織を着て、身なりを整えた上で「負けました」と投了しましたね。

    あの感想戦ってのもノーサイドでいいですね。

    やはり敗者も勝者も向上心から対局を振り返るんですかねぇ〜。

    負けたら思い出したくもないはずなのに。。。(笑)

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■4666 / inTopicNo.92)  Re[9]: 名人戦第4局
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/28(Tue) 19:09:58)
    渡辺二冠の勝利、これで2−2の五分、改めて3番勝負になりました。
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■4665 / inTopicNo.93)  名人戦第4局
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/28(Tue) 17:01:57)
    豊島名人対渡辺明2冠は大逆転で渡辺2冠勝勢模様

    豊島名人が75−25で優勢だったのが1手で6−94に。
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■4653 / inTopicNo.94)  オケの醍醐味
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/28(Tue) 07:08:38)
    おはようございます、floraさん


    西安、行ったことあるんですか!いつでも行けるわ、と思っていたら未だに行ってないです。同僚でやはり古代中国が好きな人がいてその人は行ったことがあり色々話を聞きました。姉夫婦も行ったことがあり掛け軸にする玄奘三蔵の墨絵(プリントだと思います)をお土産にもらいました(軸にする前の状態、多分襖絵にもなります)。

    さてオケの醍醐味ですが、室内楽とかソナタとかではない、オケ特有の醍醐味ということになると書くのが難しかったです。全員がノリノリ状態になってオケ全体が波打っている状態のことになるんでしょうが、客席からはウェーブしているオケ全体が見えますが1奏者としては演奏中にそういう体験というか実感はあまり記憶がありません。オケのプレーヤーは完璧な部品を目指すようなところがあります。それを指揮者に提供し指揮者はそれを使って音楽を作っていくわけです。

    https://www.youtube.com/watch?time_continue=30&v=TpWpqs864y0&feature=emb_logo
    ただ全くない訳ではありません。第9の4楽章、8分の6拍子になり、テナーのソロ(1'00''25)〜オケのフーガ(1'02''00)〜コーラスがメロディを歌う(1,03''40)〜2分の3拍子になり男性コーラス「Seid umschlungen」(1'05'22)〜ドッペルフーガ(1'13''24)〜辺りはオケの醍醐味だと思います。

    あと、オケに限定するならオケでしか出せない音というのがあります。
    https://www.youtube.com/watch?v=9uwpuyc7nS4
    バルトークのオーケストラのためのコンチェルトの終楽章35'05'辺りから、注目(注耳?)は弦楽器の伴奏です。始まったら一時中断して楽譜を見て下さい。「sul pont」と書いてあるでしょう。これは駒近くを弾いて軋んだような音を出す奏法です。これを弦セクションがppで始めます。一つ一つの音はさして重要ではありません。弦全体から醸し出される[ざわめき}の効果、これはオケの醍醐味です。

    https://www.youtube.com/watch?v=Les39aIKbzE
    もう一つ以前にも書いたマーラー5番の4楽章アダージェットのフラジオレットの下降グリッサンド(7'51'')、これもオケならではの醍醐味だと思います。

    オケに限定しないなら、あークラシックやってて良かった、と思うことがあります。曲は何でもいいのですが、あるパッセージ、それも別にメロディじゃなくてもいいのです、どうやって弾こうかと考えていると、作曲家も頭の中でもこの音が響いていたんだなあ、きっと色々考えていたんだろうなあ・・・そう空想しているとタイムスリップし、まるでその作曲家に会っているような錯覚をおこします。作曲家とシンクロナイズするというか・・・

    他のプレーヤーと一体感を感じるのは圧倒的に弦楽四重奏です。4人ですから当然と言えば当然で、ちょっとしたアイコンタクト、呼吸などそれぞれの息吹を感じながら演奏します。音楽の方向性なども指揮者がいないわけですから全て自分たちで作っていくので練習も段違いに緻密です。音程を合わせる、リズムを合わせる、こういうのは室内楽では当たり前のことなのですが、指揮者がオケでこれをやり始めるとみんな嫌がります。

    色々書きましたが、「オケの醍醐味」を一般論として言うことは僕にはできません。

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■4648 / inTopicNo.95)  Conglaturations!
□投稿者/ flora -(2020/07/27(Mon) 23:54:08)
    田秋総合研究所3設立おめでとうございます! !(^^)!

    =============
    『孫悟空』に関してはまったくわかりませんが、玄奘三蔵が持ち帰った法典/仏像等を収めた西安の大雁塔、訪れたことがあります。あれは仏塔なんでしょうね。

    鐘楼から西を見ると道がずっと伸び、それがローマに続くと思い膨大なロマンを感じましたが、実際に徒歩で進んでいくのは、とても大変なことだったろうと思います。






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■4627 / inTopicNo.96)  お礼
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/27(Mon) 15:23:59)
    パニチェさん、お祝辞ありがとうございます!
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