| 連休中はずっと引きこもっていろいろ考えていた。明日からお仕事。
■4552 pipitさま >現象学でも、そのようなもの、と、「グラス」と知ることを結びつけるものを、図式っていう言葉使う?<
“そのようなもの”と「グラス」という語を〈結びつけるもの〉、カントのはわたし知らないけど、メルロは「身体図式」っていう言葉を使ってるよ。「身体図式」というのは脳科学でも使われているみたいだけど、メルロの、は〔現象学事典〕からのものを一部抜粋して見ます。
〔・・・身体図式とは、私が自分の身体についてもっているこのような観念である。したがって、身体図式は連合主義が主張するように、過去の経験を通して少しずつ組み立てられていくものなどではありえない。それはむしろゲシュタルト心理学の言う意味での〈ゲシュタルト〉として一気に与えられる自己の身体の意識なのである。が、それにしても、自己の身体はどうしてゲシュタルトとして私に与えられるのか。メルロ=ポンティによると、それは私の身体が己の目的に達するために自分自身を結集するからにほかならない。したがって、メルロ=ポンティによれば「身体図式とは結局のところ、私の身体が世界内存在であることを表現するための一つの仕方なのである」〕 みたいです。
これについてもいろいろ考えてるんだけど、これ以上はここではやめときます。
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