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第二版書き換え問題
『純粋理性批判』初心→感性と悟性という異質なものの合一により認識は成立する。
第二版、、、B135 (黒崎先生の本、2章に戻りp130より引用) 『結合は決して対象のうちに存在していて知覚によって取り出されるようなものではない。 この結合はまったく悟性のなすわざである。つまり、悟性は、ア・プリオリに結合する能力であり、また直観における多様な表象を統覚によって統一する能力にほかならない。 そしてこの統覚の統一という原則こそ、人間の認識全体の最高の原理なのである。(B135)
黒崎先生の解説 『カントは感性と悟性とを、まったく二つの認識の要素と位置づけ、議論も「感性論」と「論理学・分析論」と別々に論じてきた。 しかし、「超越論的演繹論」のここに至って、感性の側に属するとされてきた「直観」が、悟性の最高原則たる「超越論的統覚」の条件にしたがうというのである。 確かに、対象は感性に「与えられ」なければならない。しかし、それは、まったくの多様・混沌として与えられるのであって、なんらの形も意味も有してはいない。 この直観の多様が、きちんとした〈客観(Objekt)〉として表れるためには、この統覚の根源的統一にあずからなければならない、というのである。 感性と悟性の二元論は、受容性と自発性の二元論であるが、ここにいたって、悟性の自発性ひ、ついに感性のうちにまで染みだしていくことになるわけである。』p129より引用
ここまでは、第二版について。
三章に戻る。 黒崎先生曰く、悟性の力強すぎない?初心は?
ここから、第一版の話になる。
初心に沿ってるのかな? 次はp147から。
おつかれさまです、おやすみなさい ☆彡
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