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■3538 / inTopicNo.1)  田秋総合研究所
  
□投稿者/ パニチェ -(2020/07/05(Sun) 10:48:15)
    トピ主:田秋さん

    No3536に返信(田秋さんの記事)

    > 私のトピックを立てて頂けるなら「田秋総合研究所」でお願いしたいと思います。
    > 田秋=Turkey=おマヌケ(?) 総合=なんでも、研究所=酒の肴にする

    とのことです。田秋さん、よろしくお願いします。
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■3539 / inTopicNo.2)  田秋総合研究所
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/05(Sun) 10:58:12)
    パニチェさま 早速ありがとうございます。

     ご挨拶
    所長の田秋です。今後とも宜しくお願いします。m(_ _)m
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■3551 / inTopicNo.3)  田秋総合研究所 開所記念
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/05(Sun) 17:46:23)
    2020/07/05(Sun) 17:49:22 編集(投稿者)

     西遊記の暦〜貞観13年の干支〜

    西遊記は一人の作者によって書かれたものではなく長い年月をかけ熟成されてきたものをある才能ある集団がまとめ上げたものである(注1)。西遊記の研究は太田辰夫氏、中野美代子氏、磯部彰氏といった日本の研究者が世界を牽引してきた。西遊記の成立や版本の研究はかなり進んでいるが、どういう訳か話し本体の研究は少ない。余りに荒唐無稽でまともな研究の対象になりえないと思われているのかもしれない。

    そこで私田秋が素人のさして切れもせぬメスをふるい解剖を試みることにした。今日は田秋総合研究所開所記念として日頃の研究のごく一部を公開し、読者諸氏のご批判を仰ぐ次第である。なお、文中に記すページ数は岩波文庫から出版されている中野美代子訳の西遊記による。

    三蔵法師が取経の旅に出立したのは貞観13年9月12日のことである(第2巻P85)。貞観13年については第12回にも記述があり「歳次は己巳9月甲戌の初三日、甲戌の良辰」とある(第2巻P46)。貞観13年、9月、3日の十干十二支がそれぞれ己巳、甲戌、甲戌ということである。貞観13年に関しては第9回にも記述があり(第1巻P323)、その注には「貞観13年(639)は正しくは己亥の年にあたる。単なる誤刻ではなく、なんらかの意図があると思われるが、いまは不明」とある。なお実際の玄奘の長安出立は貞観3年頃である。

    ここで話は第98回へ飛ぶ。取経の旅も終わり、陰から三蔵を支えてきた観音菩薩が如来に旅の報告をする場面がある(第10巻P337)。
    「あの者たちの閲した歳月は、じつに14年、すなわち5000と40日であります。」

    試しに5040日を14年で割ってみると360日、ぴったり割れる。ここである仮説を立てることが可能である。すなわち西遊記の世界では毎年変わらず1年が360日という設定になっているのではないか?さらに想像を逞しくすればどの月もひと月30日という非常にシンプルな暦を設定しているのではないか?という仮説である。

    この暦は大変簡単で便利である。十干十二支は全部で60あるからそれを当てはめれば、奇数月の日にちの干支は皆同じ、偶数月も同様、日にちの干支は同じになる。出立時に示された年、月、日の干支を当てはめた表を作成してみる。(掲載図上)
    縦に2列干支が書いてある。左の干支が奇数月の干支、真ん中にある干支が偶数月の干支で、第12回に記述されている干支を基にしている。

    貞観13年の西遊記ワールドの干支である「己巳」とその実世界の干支である己亥に色付けしてある。丁度横並びになっている。これでは「へええ」という程度のインパクトである。そこで十干十二支は還暦と言うように60年で一回りするするので環状に表してみたのが掲載図下である。

    一直線に並ぶのである。丁度真反対になり、作者集団は何らかの理由により実世界の干支の真反対の干支を西遊記に選んだ、というのが筆者の結論である。

    注1.中野美代子氏の説に賛同する。

    オワリ

    図はクリックして別ウィンドウにし+の虫メガネが出るなら拡大してください。

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■3558 / inTopicNo.4)  ウァイオリンとビオラのための協奏交響曲
□投稿者/ knowing itself -(2020/07/05(Sun) 19:34:53)
    こんばんは。

    モーツアルトとビオラでしたら、K364が大好きです。これはモーツアルトの全作品中でもかなり上にくるほど好きです。
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■3563 / inTopicNo.5)   ウァイオリンとビオラのための協奏交響曲
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/05(Sun) 20:06:25)
    こんばんは。この曲、モーツァルトの指定ではビオラのチューニングを半音上げるのですが中々そういう演奏はありません(気が狂うから)。ベルリンフィルの清水直子さんが日フィルで演奏したときは半音上げてました。音に張りが出るのですが、その効果があったかどうかは忘れました。
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■3569 / inTopicNo.6)  トマス・タリスの主題による幻想曲
□投稿者/ flora -(2020/07/05(Sun) 20:47:46)
    田秋様、新トピ設立おめでとうございます。

    いつでも結構ですので、ヴォーン・ウィリアムズの『トマス・タリスの主題による幻想曲』、お願いいたします。


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■3576 / inTopicNo.7)   トマス・タリスの主題による幻想曲
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/05(Sun) 22:37:17)
    floraさま

     この曲、演奏した記憶がありません。やるとしたら尾高チューさん、あとは広上か藤岡ですが・・・実体験の記憶がないので書けません。調べて書いてもただの作文になってしまい、心の込もった文章を書く自信がありません。
    すみませんm(_ _)m

     ヴォーン・ウィリアムズもディーリアスもなんというか心が休まる音ですね。英国の民族音楽と英国風印象主義の融合、とは違うのかな。古典への回帰の香りもします。

    尾高さんのコンサートに行かれたことありますか?英国で。
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■3587 / inTopicNo.8)  Re[7]: トマス・タリスの主題による幻想曲
□投稿者/ flora -(2020/07/06(Mon) 01:41:26)
    田秋様、こんにちは〜

    >  ヴォーン・ウィリアムズもディーリアスもなんというか心が休まる音ですね。英国の民族音楽と英国風印象主義の融合、とは違うのかな。古典への回帰の香りもします。

    はい、奇抜さや衒いのないとても落ち着く音だと感じました。

    > 尾高さんのコンサートに行かれたことありますか?英国で。

    残念ながらありません。

    ところでワーグナーは演奏なされたことがおありですか? 『タンホイザー』の序曲、もしくは『ニュルンベルクのマイスタージンガー』の前奏曲をお願いできると嬉しいのですが・・

    よろしくお願いいたします。
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■3593 / inTopicNo.9)  しばらくお待ちください
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/06(Mon) 08:35:27)
    floraさま

    ワーグナーについては書けると思います。暫くお待ちください。

    以前モーツァルトの不協和音の話でピリオド奏法について少し触れましたが、今朝、テレビを見てたら佐藤俊介氏が当時のバイオリンでバッハを演奏していました。テレビ画面を撮ったので画質が悪いですが、色々注目点があります。一つは指板と駒との距離、随分広いです。昔はハイポジションを使うことがなかったんですね。弓の形状、今とは逆の反りです。指板も装飾が施されてきれいですね(黒檀に慣れているので違和感はあります)。
    不協和音の時、右手の小指を他の指のように弓に被せるようにすると書きましたが、その後注意して見ているのですが、最近そういう風にしている人を見かけません。佐藤俊介氏も今の奏法と同じく小指は弓に立てていました。
    どうしたんでしょうねえ。昔はそういう人を結構見たのですが。。。研究の結果、昔(この昔はバロックの頃)もそういう奏法はしていなかったことがわかったんですかね???

    写真右の花瓶は、うちで咲いた百合です。うちの玄関です。

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■3597 / inTopicNo.10)  コルトレーンチェンジ
□投稿者/ 田秋 -(2020/07/06(Mon) 12:42:24)
    2020/07/06(Mon) 12:53:29 編集(投稿者)

    以前、knowing itselfさんの話でコルトレーンチェンジの話が出てきたので、ちょっと勉強してみました。(下図、左がコルトレーンチェンジのイメージ、右がバルトークの軸システム)
    軸システム(以下AS)は12音をT(トニック)、S(サブドミナント)、D(ドミナント)の3つのグループに分けるのに対し、コルトレーンチェンジ(以下CC)は4つのグループに分けています。12音をいくつかのグループに分けるところは似ています。

    ASでハ調の場合、C、Es、Fis、A、SがTの機能、D、F、As、HがS、Cis、E、G、BがDの機能を担います。
    CCの説明を読むと、例えばC、E、Asのグループで言うと3つともTと書いてあります。これはASのTとは意味が違い、転調するということを言っているのです。言い換えるとどのTも1の和音だと言ってるのです。
    さてコードの進行ですが基本はC、As、E、Cのようです。但し逆も可能のようです。C-As-E-Cだと機能的にはTSDTになり、逆回りだとTDSTになります。クラシックの和声の初級ではD→SはNGですが、ジャズやロックなどでは普通に見られる進行です。クラシックの方が導音の方向性が強いということでしょう。

    素人考えでは一つのグループの中ではコード進行と捉え、他のグループに行った時(例えばD-B-Gesのグループ)に転調と言えばすっきりするんじゃないかなあ?とも思いますが、きっとそうしない方が良い理由があるのでしょう。

    音を出さないで書いているので、抽象的になることは否めませんね。


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■3607 / inTopicNo.11)  ヴィオラはワインの中身
□投稿者/ knowing itself -(2020/07/06(Mon) 19:40:49)
    こんばんは。

    田秋さんならではの解説ですね。ありがとうございます。もちろんわたしはジャズもよくわかりませんが、スコアなしの自由な即興音楽で、とにかく頻繁に目まぐるしく転調すること自体に価値を置くのかもしれません。素晴らしい演奏はそれこそ、最高の芸術作品として物質的な形を突き破る生命力に横溢したものです。

    コルトレーンがバルトークに目覚めたのは、マイルスに「管弦楽のための協奏曲」のレコードを聴かせられてからだそうです。

    清水直子さんがその指揮のもとで弾いたサイモンラトルに次のような喩えがあるそうです。ご存知かもしれませんが。

    ワインでいうと、ヴァイオリンはラベル、チェロはボトル、ヴィオラは中身。

    最高の褒め言葉に聞こえます。

    音楽についての私の脱線的なカキコミはもちろんスルーされてかまいません。
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■3610 / inTopicNo.12)  Re[9]: しばらくお待ちください
□投稿者/ flora -(2020/07/06(Mon) 20:20:18)
    田秋様、こんにちは

    > ワーグナーについては書けると思います。暫くお待ちください。

    はい。お時間のある時で結構ですので、よろしくお願いいたします。
    >
    > 以前モーツァルトの不協和音の話でピリオド奏法について少し触れましたが、今朝、テレビを見てたら佐藤俊介氏が当時のバイオリンでバッハを演奏していました。テレビ画面を撮ったので画質が悪いですが、色々注目点があります。一つは指板と駒との距離、随分広いです。昔はハイポジションを使うことがなかったんですね。弓の形状、今とは逆の反りです。指板も装飾が施されてきれいですね(黒檀に慣れているので違和感はあります)。
    > 不協和音の時、右手の小指を他の指のように弓に被せるようにすると書きましたが、その後注意して見ているのですが、最近そういう風にしている人を見かけません。佐藤俊介氏も今の奏法と同じく小指は弓に立てていました。
    > どうしたんでしょうねえ。昔はそういう人を結構見たのですが。。。研究の結果、昔(この昔はバロックの頃)もそういう奏法はしていなかったことがわかったんですかね???

    私はまったくの門外漢でコメントも述べることができなくて申し訳ないのですが、例えばヴィヴァルディなどが、演奏法を記した著作というのは存在するのでしょうか?おそらく文献で調査するしか方法がないですよね。

    これはモーツアルトのK. 465ですが、これではどうでしょうか?

    https://www.youtube.com/watch?v=-pT0pfiWG08

    > 写真右の花瓶は、うちで咲いた百合です。うちの玄関です。

    私、日本家屋が好きなんです。素敵な玄関ですね^^ 

    活けてあるお花は、赤のオリエンタルリリーだと思うのですがどうでしょうか?品種名まではわかりません。クジャクの描いてある錆鉄が入ったようなブルーの花瓶と、花の色が素晴らしくマッチしていますね!。白いユリならちょっと悲しいイメージもあるのですが、赤はいいですね。花瓶の口に集めたユリの葉の対処も素敵です。!(^^)!

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