| マスコミがデジタル化の音頭をとっているには理由があった。それはIT企業による広告がかなりを占めていることによる。IT関連広告費が莫大な収益をうんでいるからだ。 そもそもデジタル化の目的はなんだろうか。それは企業の生産性を高めてコストを減らすことだ。2人で処理していた文書をデジタル化することによって1人で済むようになると他のひとりは余ることになり首切り合理化の対象になるということだ。損益分岐点を下げるためには固定費を下げなくてはいけない。そのためのデジタル化なのだ。固定費である人件費を減らすことがメインだろう。デジタル化の行き着く先は大量の失業者であふれかえっている。しまいには全自動無人ロボット化された工場、タクシーも運転手のいらない全自動化タクシー、このしわ寄せは働く者にくる。 イノベーションというとデジタル化みたいになっているが、本来のイノベーションはデジタル化以外にもいっぱいあるはずだ。それがつまりリアルな領域。それでも大量の失業者は吸収できないだろう。日本では創造力は枯渇しているからだ。
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