| レヴィストロースの『野生の思考』の再開。
科学的思考に対して、原住民の思考形式を言い表すものとして、「呪術的思考」を レヴィストロースは出した。 そして、呪術的思考の特徴を、世界の様々な生の要素をつなぎ合わせ、一つの体系的な知識として構成する、はというところにあるとした。 こうしたことを「ブリコラージュ」とレヴィストロースは名づけ、この言葉は以後、人々の日常生活でも用いられるようになったのだそうだ。 例えば、さまざまな不用品を寄せ集めてリメイクする、自由な発想から作り上げていく、そうしたことがブリコラージュになる。
科学の仮説が進みすぎるとやがて限界が来る場合もあり、そうした際、起きた現象を組み合わせてみるという呪術的発想が役立つのではないか、とレヴィストロースは考えたようです。
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