| 例えばknowing itselfさんも好きみたいだから将棋を元にして考えましょうか。 プロの将棋指しでも若いうちは片っ端から手を読むんです。 若いから読むのも早いからそれでやっていけるそうだけど、羽生さんが書いていたけど40過ぎると若い頃のように片っ端から超手数を早くは読めなくなって、その代わり経験がカバーして若い頃のように片っ端から手を読まなくても、この局面はこう指すところという大局観で読まなくてもいい手は省けるそうです。 若い頃は一つの局面で10の手筋を読んでいたとしたら、年を取るとそれが3つくらいに直観でしぼれるから読むスピードが衰えてもある程度は若手とやっていけるそうです。 これはまさに、その局面における反応パターンだと思いますが、それはやはり何千と対局してきた経験の蓄積がある反応パターンだと思うんです。 羽生さんが書いていたけど、大山康晴名人と若い頃対局した羽生さんは、はっきりいって大山康晴名人は読んでないと著書に書いてました。 読まなくてもピッタリの手を打ってくるというのが、まさに名人芸だと著書に書いてましたw こういう良いことの反応パターンは残しておいていいと思いますが、悪いことの反応パターンはやはりその元まで遡るべきだと思います。
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