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■10538 / inTopicNo.37)  Re[45]: 現象
  
□投稿者/ pipit -(2021/01/14(Thu) 22:04:05)
    現象についての、カントの文章を引用した投稿を再引用します。

    No10373に返信(pipitさんの記事)
    > No.10330
    >
    > >とりあえずのカントの文章での、現象についての記述を見たよ。引用するね。
    >
    > 御子柴善之先生『カント純粋理性批判』p88より、カント文章の訳
    > 『ある対象が表象能力に及ぼす影響が、私たちが対象によって触発される限り、感覚である。感覚によって対象に関係するような直観を、経験的という。経験的直観の未規定な対象を現象という。(A19f./B34)』
    > 引用終了
    >
    > 中山元先生『純粋理性批判1』p70.71より引用、B34部分
    > 『わたしたちが対象から触発されるということは、わたしたちの心のうちに、[対象の]像[=表象]を形成する能力がそもそも存在していて、これに対象が働きかけ、そこでわたしたちのうちに感覚が生まれるということである。感覚をつうじて対象にかかわる直観は、経験的な直観と呼ばれる。経験的な直観の対象は、それが[まだ個別の性質をもつものとして規定されていないという意味で]未規定なものである場合には、[一般的に]現象と呼ばれる。』
    > 引用終了<

引用返信/返信 削除キー/
■10537 / inTopicNo.38)  Re[54]: 表象と現象
□投稿者/ pipit -(2021/01/14(Thu) 22:02:21)
    No10536に返信(pipitさんの記事)
    > ■No10534に返信(pipitさんの記事)
    >>こんばんは。
    >>
    >> 悪魔ちゃんの前に現れるもので、
    >>
    >>見られたもの
    >>聞かれたもの
    >>嗅がれたもの
    >>味あわれたもの
    >>触れ感じられたもの
    >>思考されたもの
    >>空想されたもの
    >>
    >>以外のものは、ありますか?<
    >
    > pipitは、今のところのカント言説の理解としては、
    >
    > 『見られたもの
    > 聞かれたもの
    > 嗅がれたもの
    > 味あわれたもの
    > 触れ感じられたもの
    > 思考されたもの
    > 空想されたもの』
    > が、pipitに現れた『表象』で、
    >
    >
    > その表象のうち、
    >
    > 『見られたもの
    > 聞かれたもの
    > 嗅がれたもの
    > 味あわれたもの
    > 触れ感じられたもの』
    > が、pipitに現れた『現象』だと、捉えています。<

    上記のpipit的理解は、
    悪魔ちゃんの引用してくれた中島義道先生の記述文↓
    『カントにおいては、表象は物自体との対比で図式的に使用されている。私に現れる世界(現象)はそれ自体として存在するもの(物自体)ではなく、私の思考と直観との協同によって構築したもの(表象)だ、というのがカントにおける両概念の基本的な使用法である。つまり、表象は特に物自体の絶対的実在性というあり方に対する「超越論的観念性」というあり方を強調するときに使われる。〕』
    と矛盾しないと、pipitは思っています。
引用返信/返信 削除キー/
■10536 / inTopicNo.39)  表象と現象
□投稿者/ pipit -(2021/01/14(Thu) 21:59:06)
    No10534に返信(pipitさんの記事)
    > こんばんは。
    >
    > 悪魔ちゃんの前に現れるもので、
    >
    > 見られたもの
    > 聞かれたもの
    > 嗅がれたもの
    > 味あわれたもの
    > 触れ感じられたもの
    > 思考されたもの
    > 空想されたもの
    >
    > 以外のものは、ありますか?<

    pipitは、今のところのカント言説の理解としては、

    『見られたもの
    聞かれたもの
    嗅がれたもの
    味あわれたもの
    触れ感じられたもの
    思考されたもの
    空想されたもの』
    が、pipitに現れた『表象』で、


    その表象のうち、

    『見られたもの
    聞かれたもの
    嗅がれたもの
    味あわれたもの
    触れ感じられたもの』
    が、pipitに現れた『現象』だと、捉えています。
引用返信/返信 削除キー/
■10534 / inTopicNo.40)  悪魔ちゃんへの質問
□投稿者/ pipit -(2021/01/14(Thu) 21:54:34)
    こんばんは。

    悪魔ちゃんの前に現れるもので、

    見られたもの
    聞かれたもの
    嗅がれたもの
    味あわれたもの
    触れ感じられたもの
    思考されたもの
    空想されたもの

    以外のものは、ありますか?



引用返信/返信 削除キー/
■10527 / inTopicNo.41)  Re[51]: 統覚
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/01/14(Thu) 19:40:48)
    もいちょっと、No10514 のつづきで、もうちょっとわたしが得た情報を抜粋しちゃうけど、ごめんね。

    「統覚Apperzeption」について、「現象学事典」に、
    〔…なお〈統覚〉の語はカントと深く関わる。カントは「純粋統覚」(根源的統覚)を「我思考するという表象を産み出すところの自己意識」だとしている。これによって、直観に与えられる多様な諸表象、一つの自己意識に属することが可能となる。ケルンによれば、フッサールは1916年夏学期以来カントの超越論的統覚の説をとり上げ、それを自我の「自己維持」の問題として展開した。しかし他方で、自己維持はフッサールにとって、世界の統一性に相関する「目的理念」でもあった。自我の超越論的な統一の問題はさらに展開し、〈習慣性〉や〈私はできる〉の分析に、さらには30年代の〈原自我〉の分析までつながる。〕
    っていうところがあって、カントについてのところ、ぜんぜんわかんないので、わたし的にここにきてるっていうのもあるのかもしれない?

    わたし、「表象」っていう語も出てくるとあたまに空欄ができてきちゃう。
    で、
    中島義道さんは「現象と表象」と題して、 
    〔また、現象については、しばしば「表象」という概念との異同が問題となる。その使われ方は混乱しており、現象が表象と同義であったり、また、表象が特に単なる主観的妥当性しかもたないような現象を意味することもある。日本語では区別がはっきりしないが、ドイツ語の“Erscheinung”(現象)と“Vorstellung”(表象)との区別は明確であり、前者は何ものかの現れという自動詞の名詞化であるが、後者は私が私の前に何ものかを立てるという他動詞の名詞化である。前者は物理現象とも心理現象とも言うように語自体に存在論的な限定はないが、後者は私が私の前に立てるものであり、その操作の限り「ある」という主観的存在の色合いが濃厚になる。ショーペンハウアーは『意志と表象としての世界』の冒頭で「世界は私の表象である」と宣言するが、こう語ることによって彼は、世界は何ものかの「現れ」であると言いたかったのではなく、私が私の前に立てるものにすぎない、したがって私を離れて無かもしれない、と言いたかったのである。
    カントにおいては、表象は物自体との対比で図式的に使用されている。私に現れる世界(現象)はそれ自体として存在するもの(物自体)ではなく、私の思考と直観との協同によって構築したもの(表象)だ、というのがカントにおける両概念の基本的な使用法である。つまり、表象は特に物自体の絶対的実在性というあり方に対する「超越論的観念性」というあり方を強調するときに使われる。〕
    って、書いてる。
    っていうこと見たい。

    カントの、にかんするところを書いて見ました。




引用返信/返信 削除キー/
■10514 / inTopicNo.42)  Re[50]: 統覚
□投稿者/ 悪魔ちゃん -(2021/01/13(Wed) 20:09:15)
    pipitさま

    いろいろ調べてもらってありがとうございます。そういうの、わたし嬉しい。

    No10313、カントの文章、初版の演繹論の抜粋してもらったところ
    「…わたしたちは心の中でばらばらな個々の知覚に出会うことになる。こうした[ばらばらな]知覚を結びつける必要がある…」
    ここに「統覚」っていうのがわたしに浮かんできたみたいで、カントのはどうなのかな〜?って思ったのね。

    っていうのは、ちょとわたしごとになっちゃうけどごめんね。

    フッサールの『デカルト的省察』のなかに
    【…すでに物が見えている子供は、例えばハサミの使い方を初めて理解した後では、一目で直ちにハサミをハサミとして見るようになる。しかし、それはもちろん顕在的な再生産や比較によってでもなければ、或る推論を行うことによってでもない。とは言いながら、では、どのようにして統覚が生じるのか、さらに、どのようにして統覚はその意味と意味の地平を通じてそれ自身でその発生を志向的に遡って指示しているのか、については非常に多様である。対象的意味の段階形成には、統覚の段階形成が対応している。結局、私たちはいつも二種類の統覚の根本的な区別に戻ってくることになる。一つには、その発生からして純粋に原初的領分に属するような統覚と、もう一つには他我という意味とともに現れ、より高次の発生のおかげで、この意味のうえに新しい意味を積み重ねるような統覚、という二つの統覚の区別である。…】
    っていうのあって、

    訳注には、
    〔Apperzeption:Perzeption(もとはラテン語perceptioで、「知覚」の意)に前つづりAd-(「方向・接近・隣接・接着」の意)が付け加えられたもの。もとはライプニッツが、対象を判明に知覚するとき、その知覚作用自体にもわれわれは気づく、このことを「統覚」と呼んで哲学的概念として定着させた。その後、カントは、感性的直観の多様が悟性により結合される場合の、統一を形成する主観の根源的働きを「統覚」と呼んだ。フッサールは、カントの用法を踏まえながらも、或るものの端的な把握としての「知覚」と区別して、さまざまな把握を取りまとめて統一的に知覚することを「統覚」と呼んでいる。〕
    っていうのある。

    「現象学事典」では、
    〔統覚〉は基本的には〈統握〉と同義である。『論理学研究』Uでは、しばしば〈統覚〉と〈統握〉は並置され言い換られている。この並置は、ApperzeptionがPerzeptionとの伝統的な対比によって(高次の知覚だという)誤解を生むのを避けるためである。…〈統覚〉は〈統握〉と基本的に同義であるが、しかし、後者に比べ、前者は何かと何かの〈結びつき〉という意味を、より強く与えられていると言える。〕
    ってあります。

    「Apperzeption統覚」っていうのは、何かと何かが結びついた覚、さまざまな単なる知覚が結びつけられたもの、ってわたしには見られたので、カントの言う『
    [ばらばらな]知覚を結びつける』にわたし反応しちゃったのかもしれない。

    長くなっちゃたので、わたしの、は後日にします。

引用返信/返信 削除キー/
■10511 / inTopicNo.43)  Re[49]: 統覚
□投稿者/ pipit -(2021/01/13(Wed) 17:13:40)
    悪魔ちゃんへ

    あー、読み返したけど、この引用だけでは、統一については直接的にはちょっとしか記述されてないかも(^^;)

    他箇所も読んでの、下記引用だと意味をなすかもだけど、これのみでは、

    悪魔ちゃんの知りたい内容は含まれてないかもだね。

    ごめん、また、別箇所を探して引用してみるよ。

    ちなみに、例えば、悪魔ちゃんの考える統覚について具体例出せる?

    どんな働きを、統覚と考えてるのかな?

    今、思ってるのは、悪魔ちゃんの考えてる働きは、カントは別名をつけてる可能性もあるかも、だよ。

    気が向いたら、悪魔ちゃんの統覚のイメージ、教えてね(^ ^)
引用返信/返信 削除キー/
■10509 / inTopicNo.44)  Re[48]: 統覚
□投稿者/ pipit -(2021/01/13(Wed) 16:49:34)
    んー   難し  !!


    誤読可能性大有り!
引用返信/返信 削除キー/
■10508 / inTopicNo.45)  Re[47]: 統覚
□投稿者/ pipit -(2021/01/13(Wed) 16:46:41)
    悪魔ちゃんへ、こんにちは。
    『純粋理性批判』の中の統覚について、少し見てみました。

    第二版の『純粋悟性概念の演繹』の箇所から、統覚(Apperzeption)について書かれてる記述のうちの一部の日本語訳を引用させていただきます。B131の訳だそうです。

    御子柴善之先生訳『カント純粋理性批判』p201〜 

    ※※※※※※※※

    (御子柴先生訳)『〈私は考える〉が、私の一切の表象に伴うことができるのでなければならない。
    というのは、さもなければ、なにかまったく考ええられないようなものが、私の中に表象されることになってしまうだろうからである。
    この事態は、表象が不可能になるか、少なくとも私にとって無になるということを意味する。

    表象のうち、一切の思考に先立って与えられることができるようなものは、直観と呼ばれる。したがって、直観の一切の多様なものは、この多様なものが見出されるのと同じ主観において、〈私は考える〉に必然的に関係する。

    さて、この表象は自発性の働きであり、感性に属するものと見ることのできないものである。私はこの表象を純粋統覚と呼ぶことで、それを経験的統覚から区別する。

    あるいはまたそれを根源的統覚とも呼ぶ。
    なぜなら、それは次のような自己意識だからである。
    すなわち、それが一切の自余の表象に伴うことができなければならない〈私は考える〉という表象を産出し、一切の意識において一にして同一であることによって、いかなる他の表象からも導出されることのできない自己意識だからである。』
    引用終了。

    pipitの感想
    音という表象、色という表象、見解という表象などが意識に現れたとき、その対象すべてに『・・・と私は思う/ I think that ・・・』とくっつけることが、構造的に?原理的に?(100%?)可能になっている、ということかな、と今のところ考えました。
    『・・・と私は思う』という表象を生み出す元としての意識、を、根源的統覚といってるのかなと思いました。
    いろんな意識が次々に時間的に生ずる。今、今、今、、、、1分前の意識としての思い描き、、、いろんな意識を、全部、わたしの意識として統一させる自己意識。

    御子柴先生は、上記訳文を含めた段落の小見出しを、
    〈統一の場は「私は考える」という自己意識である〉
    とされていました。(p201)

    五感によりあらわされたものを意識したものを、知覚と仮に名付けたとすると、

    その知覚を、最高位で取り纏める(統一させる)のが、

    (私は考える)という現れ(表象)を産出できる自己意識であり、

    その自己意識のことを、Apperzeption・統覚、と、カントは名付けたのかな?と思いました。

    全然違ってたらすみませんm(_ _)m

    統覚については、もっと他箇所にもいっぱい記述があるみたいです。
    何か気になることがあったら調べてみるので、気になることを、書いてくださいね。
    能力不足で調べられなかったらごめんね。





引用返信/返信 削除キー/
■10499 / inTopicNo.46)  統覚
□投稿者/ pipit -(2021/01/12(Tue) 21:40:20)
    統覚のことは、また、見てみますね!
    今日はごめんね、失礼します m(_ _)m

    おやすみなさい(^ ^)
引用返信/返信 削除キー/
■10498 / inTopicNo.47)  生命の感性と知性
□投稿者/ pipit -(2021/01/12(Tue) 21:36:22)
    ワン君が昨日、網目状の鉄板の上を歩いてしまって、足がはまってしまいそうになった。足が折れなくて良かった。

    今日、同じ鉄板のとこで、あ、って、感じで、踏みそうになったのを、避けた。

    覚えてたの?

    学習したの?

    感性も知性も、いっしょくたにはたらくものなのかなー
    切り離すことできないものなのかなー
    それとも、切り離せる、作用なのかなー

    わからないな。

    あー、でも。カントの謎の表現で、『導入のためのこの序論としての役割においては、人間にの認識には二つの〈幹〉があることを指摘しておくだけで十分であろう。この二つの〈幹〉とは感性と知性[=悟性]であり、これらはおそらく、まだわたしたちには知られていない一つの共通の〈根〉から生まれてきたものである。感性によって、わたしたちに対象が与えられ、知性によってこの対象が思考されるのである。』
    中山元先生訳『純粋理性批判1』p63
    という有名な文章があります。

    んー。

    行(サンカーラ)
    生き続けたいという衝動
    などの、言葉が、頭に浮かびました。
引用返信/返信 削除キー/
■10496 / inTopicNo.48)  統覚
□投稿者/ pipit -(2021/01/12(Tue) 21:05:03)
    悪魔ちゃん、こんばんは。

    No10431に返信(悪魔ちゃんさんの記事)
    > ■10313、カントの文章、初版の演繹論、の抜粋してくれたとこ、考えてるだけど。
    > ちょっと聞きいていい?
    > Apperzeption(独)、日訳で「統覚」なのかもしれないけど、このApperzeptionについてカントはどんなこといってるの?
    > あ、気が向いたときでいいの。<

    いろんなこといっぱい言ってるみたい。

    また、できたら、目についたところを引用してみるね。
引用返信/返信 削除キー/

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